<<2F>>
【輸入盤】
■KIM KYUNG HO/ALIVE(2,300円)
SABER TIGERの木下　昭仁<Gt>のバックアップの元、制作された日本デビュー作「Cpater Zero」も記憶に新しい韓国の至宝・キム・ギョンホ<Vo>の'09年発表作。
9.5集と名づけられた本作は、その名の通り9th「Infinity」に続く作品。（「Chapter Zero」は日本独自盤だったので、数えないと）。もともとはミニ・アルバムとしてのリリースを考えていたが、結局インスト3曲を含む全10曲を収録した内容。全体的にはバラード、スローテンポの楽曲が、過半数を占めてはいるものの、日本での「Chaper Zero」の好評価が彼本来のメタル魂に火をつけたのか、1曲とは言え、久々に怒涛のパワー・メタル・チューンを収録。バラードのほうもここ数作で多かったポップス・バラードだけではなく、王道ロック・バラードが収録されており、韓国国内流通盤としては久々にロッカー・Kim Kyung Hoを実感できる作品。
ちなみに盟友・イ・ヒョンスク<Gt>作曲の楽曲（上記のメタル・チューンもロック・バラードも彼の作曲）が久々に大きく存在感を示しているのも、初期のファンには嬉しい！

■SACRED OATH/SACRED OATH(2,300円)
'87年に名作「A Crystal Vision」をリリースしたものの、その一枚のみで消え去ったUSコネチカットの正統派メタル・バンド、'07年に20年ぶりにリリースされた復活作「KNESS VISIBLE」、復活後のライブを収録した怒涛のライブ作「...'TILL DEATH DO US PART 」に続く、復活第2弾、通算3枚目となるフル・アルバム。
力強いハイトーンVoが歌い上げるヨーロピアン・テイスト溢れるメロディと、80'sUSパワーの伝統を継承するツインGtのストロング・スタイルのGtリフを軸とした王道にしてハイクオリティな正統派メタルを今作でも展開。活動再開後はライブなども行っていることもあり、バンドとしての一体感が着実に増すと共に、80年代の勢いを失わないと共に、決してパワー一遍等になる事無く、聴かせる事のできる貫禄の作品。80'sパワー・メタル・ファンは必聴。
ボーナス・トラック追加のデジパック仕様限定盤。

■SLAYER/SHOW NO MERCY・HELL AWAITS・SLIVE UNDEAD/HAUNTING THE…(各2,720円)
帝王の1st、2nd、ライヴ+EPの3タイトルがアナログで登場。






<輸入盤>
■SAIDIAN/EVERCIRCLE(2,300円)
大化け!!!!
前作までは日本盤もリリースされていたドイツのKey入りメロディック・パワー・メタル・バンドのDrをCHINCHILLAのBernd Heningに代えて制作された３rdフル・アルバム。
もともとROYAL HUNTが比較対照に出されるほどKeyを前面に押し出したバンドであるが、本作でも煌びやかに降り注ぐKeyは健在。もっとも、ドイツのバンドだけあり、サウンド・スタイルはどちらかといえばジャーマン!!キャッチーでありながら独特の叙情性をもったメロディ、そして声質、歌唱法共に超Tobias Sammetタイプのシンガーもあって、サウンド・スタイルは「Theater Of Salvatuion」あたりのEDGUYによく似ている。シンガーの声質、歌唱方法もTobias Sammetを彷彿とさせるもので、特にオープニングの疾走曲などは本家EDGUYが今はやらなくなってしまったメロパワ時代を再現しているかのような仕上がり。というより、初期のEDGUY好きなら今の本家よりも数段気に入るかも？
これまでの２作とは比較にならないほどに成長している一枚、久々にドイツから飛び出したメロパワ好きに強烈にアピールする作品ではないだろうか？

<<3F>>
●GREYMACHINE / Disconnected(日本盤/2,415円)
ジャスティン・K・ブロードリック(イェスー他)とアーロン・ターナー(アイシス他)らによる噂のコラボレーション・ユニットが遂にアルバムをリリース。
伝説のゴッドフレッシュ的な要素をも感じさせる不穏なノイズにうろたえる...。ボーナス・トラック収録。